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ポルスカ陸軍山岳歩兵部隊であるポドハレ・ライフル銃士隊(Strzelcy podhalańscy)の将校さん2人。ポーランド山岳地方の伝統衣装を基にしたかわいらしい制服が印象的ですが、ポーランド軍が誇る精鋭部隊の1つです。

ポドハレ(Podhale)というのはポーランド南部にある高原地帯で、1918年のポーランド陸軍創立時に同地方出身者によって編成されたのでポドハレ・ライフル銃士隊と呼ばれています。そのまんまですね。strzelcy(しゅちゅしぇるつぃ)は射撃手といった意味のstrzelec(しゅちゅしぇれつ)の複数形で銃兵隊とかそんな感じの意味になりますが、部隊名の定訳もないし語呂が宜しいので勝手に銃士隊なんて訳してます。

元々は山岳十字(鉤十字)が部隊の象徴で、今日目にする薄雪草の部隊章は第二次世界大戦後に制定されたものだそうです。往時には2個師団+1個旅団の傘下に6個連隊が存在していましたが、1939年のポーランド侵攻で全て壊滅しています(後に残党が在仏ポーランド軍やポーランド国内軍でポドハレ銃士隊を組織し活動していたそうですが)。現在ではポーランド陸軍でポドハレ・ライフル銃士隊の名を冠しているのは第21ポドハレ・ライフル旅団21 Brygada Strzelców Podhalańskichのみになっています。

ちなみに絵では左が第22山岳歩兵師団第2ポドハレ・ライフル連隊(1921年~1939年)、右が第21ポドハレ・ライフル旅団(1993年~)の制服になっています(あんまり変わらんけど)。人民共和国時代の制服は現在のものとほぼ同じなので割愛です。